いおりブログ

葬儀費用はお客様にとってやはりわかりにくく不透明なものに見えてしまう傾向があると思います。

もちろんそれは仕方のないことです。

・過去に葬儀を喪主として務めたことがない

・葬儀に関する基礎的な知識もほとんどない

以上のような状況ですと葬儀そのものがブラックボックスに見えてしまっても不思議がありません。

しかし、だからこそ我々葬儀社はいかにお客様の不安を取り除き、安心して葬儀の日を迎えて

いただけるように対応すべきだと私は考えております。

今や日本は超高齢者社会に突入し、いわゆる多死社会の入り口に入ろうとしております。

ここで葬儀業界にとっても深刻になりつつあるのが、火葬場の混雑です。

当社が営業エリアとしている柏市にはウイングホール柏斎場という公営の火葬場があります。

ここはいつでも非常に混み合い冬の繁忙期には2週間も待たなければいけない事もあるのです。

火葬場の混雑は葬儀の費用に大きな影響を与えます。

それは火葬する日までの待機日数が長期化することで、ご遺体の保全にかかる費用、ご遺体の安置費用

共に毎日加算されていく仕組みをとっているからです。

ご遺体の保全は、ドライアイスを使用する葬儀社が多いです（ある程度の規模の葬儀社はご遺体専用の

冷蔵庫があります）。またご遺体の安置は自社の霊安室を使用します。

これらの費用は葬儀社によってまちまちですが、私のリサーチによれば、

・ドライアイス　1日当たり11,000円（税込）

・安置費用　　　1日当たり11,000円（税込）

合計で1日当たり22,000円（税込）を請求する会社が多いようです。

この金額は待機日数が長くなければそれほど高額にはなりませんが、ウイングホール柏斎場のような

非常に混み合う火葬場では短くても7日、長いと10日～14日待つことになります。

ここまで待機すると15万円以上、場合によっては20万円以上が請求されることになるのです。

ドライアイスや安置費用は当然必要な費用です。

しかし問題なのはこれらの費用についての説明がしっかりされているかどうかということです。

私が独自に調べた結果（もちろん全てを調べたわけではありません）葬儀社のホームページで

ドライアイスや安置保管の費用が明示されている葬儀社はほとんどありませんでした。

お客様は経験も知識もない状態なのでドライアイスや安置費用のことを気にされることは無いと考えられます。

もし詳しい説明の無いまま葬儀が施行され請求書を見て初めてドライアイスや安置費用のことを知るということも

あるのではないでしょうか？

葬儀はできたらやりたくない儀式です。しかし、いつか必ず行わなければいけない儀式でもあります。

そして1度しかできない決してやり直しが効かない儀式なのです。

その非常に大事な儀式で後悔が残ることは絶対に避けていただきたいといつも考えております。

・葬儀に関する基礎的な知識の習得

・葬儀社のピックアップ

・葬儀社を決める大事な手続きである面談を伴う事前相談

以上の準備を是非していただきご満足できる葬儀をしていただく事を心より願っております。

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