何故葬儀の見積もりはわかりにくいのか?
今回は何故葬儀の見積もりはわかりにくいのか?について考えてみたいと思います。
葬儀の見積もりがわかりにくいと思われる要因はいくつか考えられます。
1.そもそもお客様が経験していないので知識も経験値もない
2.インターネット普及前の葬儀見積は積み上げ方式が主流だったので打ち合わせをしないと費用が出せない
作成した見積書も項目が多岐にわたり専門用語が多い
3.故意にわかりにくく見せている
まず1です。葬儀はできたらやりたくない、しかしやらなければいけなくなって初めて検討をするものです。
日頃から葬儀の研究をしている人はまずいないので詳しくなくて当然だと思います。
次に2ですが、時代が変わり葬儀社もネットで検索する人の割合が多くなっています。できたら価格はネットである程度分かったうえで詳しい検討をしたいと言うニーズが増えているからだと思います。
いまそういう時代に一つ一つの仏具等に価格をつけて積み上げる方法は正直わかりにくく不親切だと感じます。
わかりやすく説明をしようとしても項目が多いので時間がかかりますし、お客様の立場に立っているとは言い難いです。
最後3つめは、自分の個人的な見解も入っておりますが、あながち間違っていないと思っています。
何故わかりにくく見せるか?それはお客様の知識のなさを利用して受注金額を上げやすくするためです。
葬儀規模の縮小化、さらにコロナ禍の影響で葬儀業界は大きく変化しました。従来通りのやり方では会社の維持が厳しくなっている葬儀社もあるでしょう。しかし、それを短絡的にお客様からいただく、しかも決して正攻法とはいえない方法を使う。これは私の感覚では正しい方法とは思えません。
こういう環境の中で如何にお客様に葬儀を理解していただき、特に肝心の費用について安心していただくにはどうすればよいのか?こういう視点で当社としては如何にわかりやすい料金体系をとるのか?に焦点を当てています。交流のある葬儀社さんからは、ドライアイスの追加ぐらいはお客様から頂いてもいいのでは?というアドバイスをいただきますが、当社としましては今の料金体系を変えるつもりはありません。何故ならご用命いただくお客様からのお言葉があるからです。
「色々見た会社の中で料金が一番わかりやすく安心して頼めそうだった」といったご感想は沢山頂戴しております。
価格以外のことに関しましてもお客様目線でお客様が望んでいることに関してできるサービスがあれば今後も取り入れていく所存です。よろしくお願いいたします。