今回は恐ろしい熱中症について解説いたします。
多くの方が毎日のように熱中症で救急搬送されています。そしてその40%はご自宅に居て熱中症になっているとの統計もあります。
自分も最近不注意から熱中症になりかけました。
どんどん体が熱くなりもしあのままの状態がもう30分も続いたら完全に熱中症になっていたと思います。
ご高齢の方は暑さや寒さを感じにくい方もいらっしゃいます。介護施設で働く妻に訊いた話では、真夏にダウンを着ているおばあちゃんがいたり、どんなに暑くてもエアコンをつけない方も多いそうです。
施設に居れば職員の方が見てくれますので安心ですが、怖いのはおひとりさまのご老人です。
熱中症に気が付かずそのまま手遅れになってしまうケースも多いのです。
熱中症で亡くなられますと、体温が通常より状態になります。従って遺体の腐敗の進行が速くなるのです。
万一のことがあってかつ発見が遅れてしまいますとその後の対応が非常に大変になります。もし高齢のご家族がおひとりで済んでいらっしゃる場合安否確認の頻度を上げていただく事を強くお勧めいたします。
熱中症の自覚症状は次の3段階になります。
レベル1 ボーっとする フラフラする
レベル2 頭痛がする 嘔吐する
レベル3 体温が40度くらいまで上がってしまう 意識がなくなる 痙攣する
レベル2,3になると危険で緊急搬送をしなければいけないレベルです。
レベル1を自覚したら、すぐに体を冷やすようにしてください。エアコンの設定温度を下げ横になる。できれば濡れたタオルを冷やし、首、腋の下、脚の付け根を重点的に冷やしてください。この部位は太い動脈があるので冷やすと効果的です。
また水分補給も同時に行ってください。水分だけでなく塩分を摂ることも忘れずに。スポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。もしそれらがない場合は、代用品を自作することができます。
・水 500ml
・塩 小さじ1/4杯
・砂糖 大さじ1杯
これらを混ぜれば完成です。味は決しておいしくありませんが命を守るために飲んでください。
現在、コロナウイルスの感染者が多い中、中々救急搬送にも時間がかかる場合があります。
上記の自覚症状がレベル1の段階までで何とか食い止め悪化させないことが重要です。
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