今回は良い葬儀社の条件ということについて考えてみたいと思います。
そもそも自分が中心になって葬儀をしなければならないシチュエーションというものは一生に一度有るか無いかという頻度です。葬儀というものは、お客様の本音としてはやりたくない(生きていて欲しい)ことであり、もちろん楽しみにすることでもありません。
そんな葬儀について事前に調べて詳しい知識を身につけようとする人はほぼいないといって良いと思います。
ですから、ほぼ100%の方がまったく葬儀の知識のない状態で、葬儀社を探さなければいけないというのが現実です。
ある統計によると、いわゆる事前相談をしてあらかじめ葬儀社を決めている人は約24%程度しかいないという結果が出ております。つまり4人に3人は亡くなられてから葬儀社を決めているのです。
当社も事前相談が必要ですということを再三発信しておりますが、少しずつ増えているにしてもまだまだ少ないのが現状だと思います。
・葬儀に関する知識がほとんどない
・死後短時間で葬儀社を決めなければならない
以上の2つのような状況が残念ながら最も多いケースなのです。
こういう状況の中、良い葬儀社を探すのは至難の業だと思われるかもしれません。
そこでお客様にとって良い葬儀社とはどういう葬儀社なのかを考えてみました。
良い葬儀社とは少なくとも以下の3項目を満たす葬儀社ではないでしょうか。
1.葬儀の料金体系が誰にでもよくわかる
電話などでの問い合わせに対する説明はもちろん、自社のホームページにもわかりやすい記載がされている。
お客様が一番知りたいのはどの位の費用がかかるか?です。それが不明確だと不安を抱えたまま葬儀に臨むことになってしまいます。
料金に関することは誰が聞いても誰が見てもわかりやすくしておくのは当然だと思います。
また、当初の見積もりから追加の費用が発生したら、その理由と金額を必ず説明するのは言うまでもありません。
2.誠実であること
知識が無く不安を一杯かかえているお客様に対して誠実に正直に対応するのは葬儀社以前に人間として当たり前の姿です。
自社の利益を優先しお客様の要望をごまかし、噓をつくようなことは絶対にあってはならないと思います。
3.お客様のご質問にはすべてご回答する
予備知識をお持ちでないお客様からは様々なご質問があると思いますが、その全てに対してわかりやすくご回答することも非常に大事なことだと考えます。
事前相談をせずに葬儀社を決めなければいけない状況はなかなかすぐには解消しないと思われます。
だとしたらそんなお客様でもよい葬儀社だと思っていただけるよう葬儀社側の企業努力が必要になります。
お客様を自社の利益が増えるように誘導するような葬儀社は長い目で見れば淘汰されることになるでしょう。しかし葬儀は待ってくれません。くどいようですがお客様におかれましてはどうぞ事前相談をされて不安を抱えずに安心して万一の時をお迎えいただけることを願って止みません。
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