今回は葬儀保険と互助会の比較をしてみたいと思います。
結論から申し上げますと、家族葬をご希望の場合互助会に入るメリットはありません。
その理由について葬儀保険との比較をしながらご説明をいたします。
葬儀保険というのは、葬儀費用に備えることを目的とした保険で「少額短期保険」のことです。一般的な生命保険などに比べて掛け金は少額です。加入時の審査もそれほど厳しくありません。
主に支払われる保険金が一定のタイプと、月々の保険料が一定のタイプの2通りのタイプがあります。
デメリットとしましては、保険期間が長い場合、元本割れになる可能性があることです。むしろその分を現金で貯めておいたほうが良い場合もあります。
また、掛け金の額によっては葬儀費用すべてを賄うことができない場合も出てきます。
互助会とは、正式には「冠婚葬祭互助会」と呼ばれるサービスで、毎月掛け金を積み立てておくと、七五三や結婚式・葬儀の際に特典を受けることができるものです。
ただし、積立金で葬儀全ての費用を賄えるわけでなく、解約のトラブルは非常に多いのが現状です。
それではそれぞれを比較してみましょう。
まず、葬儀保険についてですが、
1.支払金 掛け捨て
2.受け取り 現金
3.使える場所 どの葬儀社でもOK
4.使い道 自由(葬儀以外にも使える、例えば遺品整理など)
5.プラン変更 毎年の更新時に自由に変更可
6.途中解約 事務手続きのみでいつでも可能
7.取扱会社の倒産時の保証 無し
以上のようになっております。
次に、同じように互助会について見てみましょう
1.支払金 積立
2.受け取り 会員である葬儀社のサービスのみ
3.使える場所 会員である葬儀社のみ
4.使い道 会員である葬儀社で受けられるサービスのみ
5.プラン変更 基本的に不可
6.途中解約 中々応じてもらえずトラブル多数 解約できても多額の解約料(十数%~20%)が差し引かれる
7.取扱会社の倒産時の保証 無し
この比較で分かるのは、互助会会員の葬儀社が気に入られてそこで盛大にやることを決めている方以外にはほぼメリットはないと言えるでしょう。
葬儀保険は次のような方には向いていると思います。
・自分で毎月現金を貯めておくことが難しい方 喪主になる予定の方がお支払い出来ます
・高齢で終身保険への加入が難しいが、葬儀費用は残したいと考えている方
今回の比較をしてみて、個人的には互助会でなく葬儀保険の方がメリットがあると思いました。いずれにしても大切なお金を使うことですので加入前には十分お調べになる事をお勧めします。
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