今回は葬儀の供花について考えてみたいと思います。
儀式を伴う葬儀の場合、祭壇の両脇にお花を出します。これを供花と呼びます。
公営斎場の場合は、出せるお花の数に制限がありますが、最低でも両脇に1基ずつ2基以上出すお客様がほとんどです。
供花とは、「供える花」と書きます。この意味は、亡くなられた故人様を偲び、生前中の感謝の思いを込めて出すものです。
この供花ですが、どんな花でもOKではありません。
以下のような注意点があります。
1.花の色
2.花の種類
1の花の色ですが、基本は白、紫、白の3色です。この3色に赤とピンクを加えた5色になります。
2の花の種類としては、次のような花は出してはいけません。
・棘(とげ)のある花 バラ、あざみ、ブーケンビリアなど
・毒を持った花 チューリップ、シャクナゲ、彼岸花など
・香の強い花 カサブランカなど
・つる性の花 朝顔、ジャスミンなど
生花としてよく使われるのは、菊、カーネーションが多いです。
基本は葬儀の供花を扱う生花店にお任せしていただければ大きな間違いはないと思います。
最近家族葬が主流になり、香典を辞退するということも良くあります。香典はご当家の経済的な負担の軽減を目的にするという側面もありご当家の判断で決めていただいたよろしいと考えます。
ただ同様に供花も辞退するというご家族もいらっしゃいます。私は個人的には供花は受けとられた方が良いのではないかと思います。
先に述べましたように、供花は故人様の生前中の感謝を表すものです。そして供花に対する返礼については特に決まりがあるわけではありませんので送られる方のご意思を尊重するのが望ましいのではないかと思うのです。
いずれにしましても供花については、料理や返礼品と同様にご当家の皆様とよく打ち合わせをさせていただいて決めていくことが必要です。
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