今回は「認知症にならないために必要なこと」について考えてみたいと思います。
自分の祖母、そして母親いずれも認知症になった。母親はまだ軽度だが着実に進行している。
父親は多発性骨髄腫という病気だったがその病気の進行で認知症と同じような症状になった。
身近で認知症を見てきた自分にとって、ご家族のご苦労や辛さはよくわかります。
この病気は一度症状が出てしまうと治らないと言われています。一番つらいのは、肉親が自分の子供や孫を認識出来なくなってしまうことです。
できれば認知症にならずに最期を迎えたいと考えます。
では、認知症にならないためにはどうすればよいのでしょうか?
医学的にはアルツハイマー型認知症の発症原因となる物質は発症する20年ほど前から脳内に蓄積されていくと言われております。
ですから、中年世代のうちから予防をするための方法を実践しておく事をおすすめします。
主な方法としては次の4つになります。
1.人との会話、コミュニケーションをする機会を増やす
2.生活習慣病を予防するために食事、運動を習慣化する
3.聴力の低下に注意し対処する
4.積極的に外出する
順番に見ていきましょう。
まず1ですが、会話をすることは脳と口を動かすトレーニングでもあるので、誰とも会話をしないと認知機能が低下する恐れがあります。可能なら仕事やボランティア活動など社会と繋がることをできるだけ続けることをお勧めします。特に定年退職後が要注意です。
次に2です。生活習慣病と言われる病気、糖尿病、脂質異常症、高血圧、脳卒中などは認知症を引き起こす原因の一つだと考えられています。生活習慣病になってしまうとさらに認知症の危険性も高まるということです。
ですから、毎日の食習慣と運動、特に筋トレは習慣化することが必須です。
3つ目は、聴力です。耳が遠くなると会話も減ってしまいますし、脳にインプットされる情報も少なくなります。聴力の低下を自覚されたら補聴器などの対策をする事をおすすめいたします。
最後の4ですが、歳を取ると段々外出することが億劫になり家に閉じこもりがちになります。何か用事を作り外出をしましょう。外に出て刺激をもらう、これは脳にとっても良い事なのです。
認知症は、歳をとるとなってしまう病気なので仕方がない、と考えている方も多いのではないでしょうか。でも以上のように防ぐことは可能なのです。ただし、やはり毎日の積み重ねが非常に大事になります。是非、食事や運動などの生活習慣や社会とのつながりを意識して生活をするようにしてください。それらが習慣化すると、kらだはもちろん脳も健康のまま余生を送ることができることでしょう。
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