今回は葬儀の仕事で最も大切なことついて考えてみたいと思います。
私は営業という仕事を長くやってまいりました。
営業は、
・商品知識
・お客様との信頼関係を築く
・クロージングして契約をしていただく
この3つは絶対に必要なものです。
葬儀の仕事はどうでしょうか?
知識、お客様との信頼関係はもちろん大事ですが、
基本的にクロージングはしません。
なぜならタイミングとして発注が前提での打ち合わせが通常だからです。
これは事前相談の際も同じだと考えております。
クロージングではなく、
・お客様の状況、気持ちを考える
・お客様の要望を限りなく100%お聞きし実現する
・お客様の期待を少しでも上回ることを考え実行する
・決して事務的、儀礼的にならず丁寧に、礼儀正しく接する。
・常に感謝の気持ちを忘れない
以上のことは信頼関係を築くことにも直結していますし、葬儀の仕事の性質上必須であると考えます。
しかし往々にして以下のような対応をしている担当者は多いと思います。
・葬儀社のペースで打ち合わせをすすめてしまう
・お客様のお気持ちやご要望をしっかり聞かない
・言葉は丁寧だがあまり心がこもっていない
・お客様に対する感謝に気持ちが足らない
以上のような対応ですとお客様の印象には残らない、場合によってはマイナス評価になることも多いでしょう。
つまり、通常の商取引に比べより細かい、繊細な心配りをしながら進めて行く必要があるのです。
葬儀の打合せ時には、「想像する力」が必要なのです。
・亡くなった方とご家族の関係
・生前のどういう方だったのか
・どういう亡くなり方をしたのか
まずお客様のお気持ちを想像し、言葉を選び、対応することが非常に大事です。
ただ今まで述べてきたようなことは、そんなに短期間ではなかなかできないかもしれません。
もっと根本的なこと、葬儀という仕事の意義をしっかり考え自分に落とし込まないと行動することは簡単ではありません。
ただ、知識として脳にインプットし、実際に行動していると自分自身で納得でき自分のものになっていくはずです。
ひとり一人の担当者がこのことを実行して業界全体がもっと良くなることを願って止みません。
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