今回のテーマは、お墓参りについてです。
私は必ず春秋のお彼岸、お盆など年に3回はお墓参りをしています。
私の菩提寺は東京の葛飾区にあります。非常に歴史のあるお寺で開創されたのは西暦1300年とのことです。
現在お墓参りをしない方が増えているようです。
2016年に行われたアンケート調査によりますと、お墓参りに行かない理由として
・お墓が遠方でいけない
・お墓参りの習慣がない
・行くのが面倒
などがお墓参りに行かない主な理由となっております。
諸事情があると思いますが、やはりお墓参りは非常に大切なことであると考えます。
では何故お墓参りをすることが大切なのでしょうか?
お墓参りはお盆やお彼岸に行くことが多いですが、
主な理由は以下の3つです。
1.亡くなった故人を偲(しの)ぶため
2.故人やご先祖様に対して感謝の心を伝えるため
3.お墓を手入れするため
順番に解説していきましょう。
まず1.については、お墓参りをすることで亡くなった個人を思い出し安らぎや安心感を得ることができるということです。ご先祖様を敬うことで「私たち」が救われるのです。
次に2.です。
私たちは両親がいたから存在しています。そして両親にも両親がいてその先のご先祖様から脈々と生が受け継がれているわけです。そのことを墓参りを行うことによって再確認し、ご先祖様のことを大切に思って感謝の気持ちを伝える機会になります。
最後の3は、お墓も建造物の一つですので、きれいに掃除をして維持管理をする必要があります。普段は忙しくてお墓の手入れをする機会がない人でも、年に数回お墓を訪れて汚れを取り除き手入れをすることで末永く使えるように維持することができます。お墓参りはお墓の手入れのきっかけになる役割も持ち合わせているのです。
お墓参りをする理由について述べていきましたが、お墓参りに行きたくても遠方にお住いだったり、時間的、金銭的事情でどうしてもいけないという方もいるでしょう。そんな時はどうすれば良いのでしょうか。
ご先祖様に敬意を示す具体的な方法としては次のような方法があります。
・故人の写真を部屋に飾る
・お盆やお彼岸にお墓の方向に向かって手を合わせる
・目を閉じて故人様に思いを巡らせる
お墓参りに行かないということ自体が先祖を敬っていないということにつながるわけではありません。形はどうあれご先祖さまを想う気持ちを表現してあげることが大切だと考えます。
是非今年のお盆からでもお墓参りに行きましょう。
ご先祖に感謝するということは非常に大切なことです。習慣の一つに「お墓参り」を加えることをお勧めいたします。
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