今回はあらためて葬儀費用がテーマです。
当社は設立4年目の会社です。
30名くらいまでのご家族葬を専門とした葬儀社ですので葬儀費用は100万円を超えることは多くありません。
この数年来葬儀の簡素化、縮小化の流れが出てきて、2020年の1月ごろから新型コロナウイルスの流行によりさらにその流れが加速してきていると言われております。
ただ、幸か不幸か当社はまさに葬儀の簡素化、縮小化の流れの中で設立しておりますので、その流れにほとんど影響を受けておりません。
お客様の葬儀に関する不安で最も多いのが葬儀費用に関することです。
あるアンケート調査によりますと、
葬儀の準備で不安だったことは?という質問に対して
第1位 葬儀の価格 27.9%
第2位 追加費用 8.6%
第3位 お布施や心づけの金額 8.1%
(第4回お葬式に関する全国調査(2020年鎌倉新書)
という結果が出ております。約45%もの方が費用に関する不安を持っているのです。
同じアンケート調査によりますと、葬儀費用の平均は、
・葬儀そのものにかかった費用(供花を含む) 約119万円
・葬儀の飲食費(料理・飲物) 約31万円
・葬儀にお返礼品代 約34万円
合計で約184万円 という結果でした。
規模の縮小化はこのアンケート調査のあと、コロナ禍で拍車がかかっていると考えられますので費用はこの調査より低減してきているはずです。
個人的には率直に言ってまだ高いという印象を受けました。
先日その葬儀費用のことで非常に驚くことがありました。
当社は葬儀以外に終活関連のビジネスも行なっております。
先日、生前整理で不用品の買取の依頼がありまして、葬儀のエリア外ではありますがご紹介いただいたお客様でしたのでお伺いいたしました。
大正生まれでもうすぐ100歳を迎えるおじいちゃんでしたが大変お元気で今でも自炊、洗濯などもの周りのことはすべて自分でしているとのことでした。
その方は若いころから釣りがご趣味で、ヘラブナ釣りの竿を数点買い取らせていただきました。
買取りのあといろいろお話を聞くうちに、
・今回の買取の依頼も生前整理の一環だという事
・奥様を10年前に亡くされている事
・自分の葬儀も生前予約していること
等をお話しいただきました。
そこで葬儀費用についてのお話になり、生前予約されている葬儀社の御見積書を見せてくださいました。
その金額は、想像以上に高額で、アンケートに出ていた葬儀そのものの金額の4倍強になっておりました。
その葬儀社はそのエリアではいちばんの老舗だそうで、奥様の葬儀もその葬儀社にお願いしたそうです。
その見積書を見て、
・こんな非現実的な金額をお客様に提示する葬儀社が実在することに対する大きな驚き
・この見積の説明はどのようにするのか?是非一度見てみたいという興味
・世間一般では通用しない昔の葬儀社の古い体質
以上のようなことを感じました。
遅かれ早かれこんな見積もりをお客様に出すような葬儀社は淘汰されることは間違いないと思います。完全に時代の流れに逆行し、それに気付きながらも儲かった昔を忘れられないというところではないでしょうか。
業界の健全化が進むよう当社も微力ですが努力していく所存です。
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