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終活 次は何する? その2 介護・終末期

今回も終活についてのお話です。生前整理、財産整理の次は、ご自身の介護、終末期の問題です。

今はお元気でも介護が必要になったら、また意思疎通ができない状態を迎えてしまったら、こういうことを想定して準備をしておくのも終活の一環です。

 

介護につきましては、どういう状況で施設を利用するのかによって種類も変わりますので、はじめはどんな施設があるのかを知っておくことが第一歩です。

大きく分類すると、

1.介護が必要になった時のための施設

2.自立してシニアライフを過ごすための施設

になります。それぞれ公的な施設と民間の施設があります。

 

まず、要介護の方向けの施設で主なものは

公的施設には、特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、介護医療院などがあります。

民間施設は、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、グループホームなどがあります。

次に、まだお元気で自立している方向けの施設として主なものは、

公的施設には、ケアハウス(軽費老人ホーム)があります。

民間施設には、サービス付き高齢者住宅(サ高住)、シニア向け分譲マンションなどがあります。

 

どの施設を選ぶかはタイミングや介護が必要かどうかなどによって変わってきます。

どんな介護をどんな場所で受けたいのか、ご家族のどなたに主に介護をお任せしたいのかなどはエンディングノートに書き残しておきましょう。ただし書いた内容について意思疎通を図ってご家族の負担が偏るようなことが無いようにしましょう。

 

また、もし認知症など意思表示が難しくなった場合に備えて、自分自身のことについてもエンディングノートを利用して書き残しておくことをお勧めいたします。

エンディングノートを使うのはもちろんご家族との意思疎通、理解を得ることが大きな目的ですが、自分自身のことについても書いておくことは大事だと考えます。

例えば、

・自分の好きな食べ物、あまり好きでない食べ物  ex.リンゴは好き、柿はあまり好きではない

・こだわりがあるもの ex.選択の柔軟剤の香り、下着など

言ってみればご自身の「トリセツ」を簡単に書いておくことでご家族やヘルパーの方がお見舞いの際にもっていくものに気を配ってくれる可能性が高くなります。

 

また、終末期を迎えてしまった場合、延命治療をどうするのかも重要な問題です。

ご自身は尊厳死を選択されていてご家族もそれを理解していたとします。でもいざそのシチュエーションを目の当たりするとどうしても延命措置を続けてほしいと考えてしまう場合もあるのです。

ご家族全員がご本人のご意思を受け入れるのが難しい可能性も考慮しておく必要があります。結論が出しやすいように、エンディングノートに、『最終判断は長男○○に任せる』と一文を残しておくと良いでしょう。

 

終活というとどうしても大変であまりやりたくないと思ってしまいがちですが、ここは少し視点を変えて取り組んでみるのはいかがでしょうか。

例えば、

・エンディングノートを書いていくうえで、「今月はこの項目について完成させよう」といった小さな目標設定をしてみると書くことで達成感が得られます。

・生前整理も過去の様々なモノを見ると自分の人生を振り返る時間になります。なかなかそういう時間は持てないので貴重な時間になります。

終活の進め方は自由で決まりがあるわけではありません。だったら義務感をもってやるより楽しんでしまう方が良いと思いませんか?