今回は葬儀の料金体系について考えてみたいと思います。
私が葬儀社を立ち上げてまだやっと3年目ですが、葬儀業界最大の良くない評判は「不透明な料金」であるということはすぐわかりました。
お客様にとって最も重要で関心の高い「葬儀費用の金額」がわかりにくく不透明であるというのは、業界として大きな問題ではないかと思います。
さて、本題に戻りますが、今葬儀費用の料金体系は以下の2つの体系に分類できます。
1.積み上げ方式
2.定額方式
まず、積み上げ方式ですが、これは昔ながらの料金体系で必要なものすべて個別に金額を積み上げていく方法です。この方法は一見漏れがなく良さそうな感じがしますが、葬儀をやるのが初めてのお客様にとっては細かい項目を提示されても理解できないものがほとんどだと思います
さすがに最近はすべての項目を積み上げる方式をとっている葬儀社は少なくなり、基本料金があってそこから積み上げるスタイルが多いです。
基本プラン料金 + 搬送費用(寝台車)・ドライアイス代・安置施設使用料など
これが積み上げ方式の料金体系です。
この方式は、チラシやネットに出る金額はお安くなっている場合が多いです。後から追加していく方式ですので当然最初の価格は安くなります。ただし、最終的な金額がいくらになるかがポイントです。
その数字をしっかり出してもらい説明をしてもらうことが重要だと思います。
次に定額方式ですが、基本的にもうこれ以上費用は掛かりません、という金額が初めから提示されている方式です。この場合、どこまでその金額に入っているかがポイントです。そこをはじめにしっかり説明してもらうことが重要です。
ここでそれぞれの方式で要注意な葬儀屋さんを見分けるポイントをお伝えしておきます。
・積み上げ方式
基本料金の中に、葬儀をするために必ず必要なものが入っていないということがないかどうかです。例えば、遺影写真やドライアイスの処置代が1日分も含まれてないという場合は「要注意」です。
必ず使用するものが入っていないのは、そこには「最初の金額は安く見せて気を惹きたい」という魂胆ではないかと思ってしまいます。
・定額方式
これ以上かかりませんという事なので安心ですが、内容の変更ができないということがあるかもしれません。例えば、棺や骨壺は変更不可とかの制約があると要注意です。その場合、ご希望している葬儀をするのが難しくなってしまう可能性もあります。
いずれの方式を選ぶかは、やはりしっかり各葬儀社の説明を受けなければ判断が出来ないものです。そうなりますと、また「事前相談」が必要になるという話になりますね。
ご希望の満足いただける葬儀をするためには「事前相談」は必要かつ十分な条件にならざるを得ないのです。
当社は現在積み上げ方式の料金体系を採用しております。お見積りに関しましてしっかり丁寧にご説明をさせていただいておりますので費用面でお客様にご迷惑をおかけしたことはありません。
ただ、2022年から料金体系を定額方式に変更する予定にしております。
その理由といたしまして、より分かりやすくシンプルな料金体系にすることで、少なくとも費用面での不安が解消されるのではないかと考えたからです。
具体的な金額は、ホームページ上の「葬儀プラン」にて掲載いたします。
よろしくお願いいたします。
つくば市・牛久市・阿見町・
土浦市・龍ケ崎市・取手市・
つくばみらい市・守谷市