今回は私が何故、異業種から葬儀の業界に入って会社を立ち上げたのかについてお伝えしたいと思います。
突然ですが、皆さんは葬儀の仕事に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?
正直自分が葬儀屋さんになろうと考えている方は、元々葬儀社に入社してそこから独立する方や葬儀業の周辺のビジネスをされている方などくらいしかいないのではないでしょうか?
葬儀と言いますと、当然ご遺体を目の当たりにしますし、寝台車での搬送やドライアイスの処置など直接ご遺体を取り扱う仕事です。できたらやりたくないと思う方の方が多いのではないでしょうか?
少なくとも業務エリアである茨城県南で私のような経歴の葬儀屋さんはおそらく一人もいないはずです。
では私が全く違う業種から葬儀の世界に入った理由を述べていきたいと思います。
理由は5つあります。以下、順番にご説明いたします。
1.自分がしていたビジネスとの関連性があった
当時私は古物商という許可を取って、お客様のお宅に訪問して不用品を買取するビジネスをしていました。その際、度々耳にしたのが「遺品整理」という言葉でした。ご家族が亡くなられてその遺品を処分するということですが、葬儀の後に遺品整理の一環で買取の機会があるということです。
買取と葬儀は「遺品整理」というものでつながっていました。
2.今後の市場性を考えた
65歳以上の高齢者の割合が「人口の21%」を超えた社会を超高齢化社会と言うそうです。日本は2010年にすでに超高齢化社会に突入しています。それに伴って葬儀や買取の仕事は今後も市場が拡大するだろうと考えました。
3.無くなることのない仕事
AI技術の進歩により将来無くなってしまう職業があると言われておりますが、葬儀の仕事はAIがどんなに進化しても無くなることはないだろうと考えました。また、結婚は「入籍はしたが式はしない」ということがあります。しかし、葬儀の場合は少なくとも火葬はしなければなりませんので「葬儀をしない」ということはない、したがって仕事がなくなることもないだろうとも思いました。
4.年を取っても可能な仕事
葬儀は肉体的に大変な仕事ではありません。搬送時や納棺の際、また出棺の時などにはある程度の力は要りますが、一人でやることではありませんので何とかなります。
むしろある程度の年齢の方がお客様も安心感があるのではないかと考えました。
5.今までの営業経験は役に立つ
社会に出てからほぼすべてを何らかの営業の仕事をしてきました。その経験は葬儀の仕事をやるうえで必ずプラスになるだろうと思いました.
実際に葬儀の仕事を始めてみて、お客様とのコミュニケーションの仕方で葬儀の質は決まると言ってもいいと思いました。
以上私が葬儀社を立ち上げた主な理由を書かせていただきました。
以前このブログで何度か書かせていただいておりますように、葬儀という仕事は究極のお客様サービスであると思います。大切な方が亡くなられて、本当につらく悲しい気持ちを抱えながら葬儀の主催をしなければならない。そのご家族を全面的にサポートし、滞りなくしっかり葬儀を完了させる。そして、いい葬儀ができてよかったと思っていただけるように、ご要望にお応えする。
お客様のお気持ちを察知しながら、葬儀後にはなるべく早くお気持ちを切り替えることができるように配慮する。これは本当にお客様サービスとしては究極のものだと確信しています。
立ち上げてまだやっと3年目ではありますが、今後ともお客様目線を忘れずに一つでも多くのいい葬儀を施行していきたいと考えております。
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