今回は私が他業種からこの葬儀業界でビジネスを立ち上げてずっと感じている違和感のようなものについてお伝えしたいと思います。
私はこのホームページのプロフィールにも書きましたように、長年にわたって多くの業界で一般のお客様に対して営業をする仕事をしてまいりました。葬儀業界は私が経験した、どの業界とも異質な独特のものを持っていると今でも思っております。
その違和感とは具体的に何か?主なものは以下の4つです。
1.常に葬儀社主導で打ち合わせなどが進みお客様はそれに従う形が多い
2.雰囲気としてお客様に対するリスペクトを感じないことがある
3.「お金儲け」という側面が目立つ
4.お客様からのクレームが表沙汰になりにくい
最初にお断りしておきますが、これはあくまで私個人の感想であり、上記5つに当てはまらない葬儀社も当然あると思いますので悪しからず。
それでは順番にご説明をしていきたいと思います。
まず、1です。
これは業界の責任ではなく、どうしても緊急性がありお客様の準備や知識の不足もあって葬儀社主導にならざるを得ない部分はあると思います。しかし、私が感じるのは葬儀社がそれを見越して対応しているのではないかということです。他業種ですとまずこのような形で打ち合わせが進むことはありません。
次に二つ目です。
葬儀社の担当者は営業マンの側面を持っています。私は営業マンとお客様の関係は対等、フィフティフィフティであるべきだと常々考えております。お客様はお金を支払ってサービスを受ける、一方営業マンはその対価に見合ったサービスを提供する、そういう関係です。どちらかが優位ということではないと思います。ところが葬儀業界で感じたのは、営業マンとお客様の関係という土俵にすら上がっていない、
違和感のある関係性でした。一言でいうとお客様に対するリスペクトを感じないということです。
3番目です。
民間の全ての会社、ビジネスは利益を上げることが大きな目的の一つです。葬儀社もその例に洩れません。しかし、かなり露骨に「お金儲け」を前面に出している葬儀社があります。最初はちょっと驚き唖然としました。具体的なエピソードを書くと長くなりますのでここでは割愛しますが、かなりの違和感、異質さを強く感じます。葬儀をお金儲けの手段として考え、お客様のいないところでそれを吹聴する。少なくとも私の経験した業界にはそのような会社、担当者はおりませんでした。
最後に4です。
葬儀のクレームについては当ブログでも書きましたが、クレームがマスコミで報道されることはほとんどありません。決してクレームがないわけではなく表に出ていないのです。
これは葬儀そのものがやり直しの効かないものであり、お客様も葬儀が終わってしまって今更クレームを言っても仕方がないと泣き寝入りをしている、そんなある意味業界の構造的なことが多分に影響していると思います。
以上、私が感じた違和感についてご説明してまいりましたが、このようなことはやはりお客様にとってはマイナスになることが多いと思っております。当社は「業界を変える!」といった大それたことを言えるような会社ではありません。しかし、少なくとも私自身がお客様の為にならないと感じたことにつきましては同じ事はせず、お客様目線、つまり、「自分がお客様で葬儀を頼んだ場合どう感じるのか?」に基づきビジネスをしていきたいと考えております。
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