今回は火葬式でも心の通うお葬式ができるか?ということについて考えて見たいと思います。
最近はコロナ禍の影響もあり、中々人が集まることが難しい状況で火葬のみの葬儀を選択する方が多くなっております。ただ、コロナ禍でなければ告別式までやって送りたかったという方も少なくないです。
火葬式とは、通夜、告別式を行わず直接火葬場に行き荼毘に付す葬儀のことです。
式を行わないので費用は最も低価格の形式です。
昔は利益が少ないので火葬のみの葬儀は断る葬儀社もいたらしいのですが、もちろん現在はそんなことはありません。
火葬式のマイナスポイントとしては、
・ゆっくりお時間をかけてのお別れができない。
・葬儀社によっては、安置している際に面会ができない。
などが考えられます。
つくば市の公営斎場、つくばメモリアルホールでは「告別室」という部屋でお別れが可能ですが、やはり10分足らずの時間しかありません。
・コロナ禍でなければ、少し遠方の親戚にも来てほしかった
・入院時の面会も出来ず、お顔も見ることができないままお別れしなくてはいけなかった
このようなお声もよく耳にします。
そこで当社では、火葬式を選ばれたお客様とはよくお話をして
火葬式のメリットデメリットをお伝えし、お客様のご事情もヒアリングをさせていただいております。
もし、少し費用をプラスしてもゆっくりお別れをしたいというご要望がある場合には、お客様に合わせてご提案をしております。
例えば、このブログでも書かせていただきました納棺師さんによる納棺の儀です。火葬式でも前日に納棺の儀を行う事は出来ますのでお勧めをしております。
当社の小さなホールですので人数は限定されますが、加えて納棺のあとに「お別れの会」をやることも可能です。故人のお好きだった曲などを流しながら自由に語り合ったいただく場にするのです。また故人の描かれた絵や撮られた写真などを飾り、お集まりいただいたご家族で写真を撮っていただくこともできます。
全ての葬儀社をリサーチしたわけではありませんのでわかりませんが、火葬式のみの場合、利幅も少ないのであまり手間をかけたくない、というのが葬儀社の本音のようです。
利益に限って考えれば、通夜・告別式までしっかり行うお客様が「良い顧客」、火葬のみのお客様は、「あまり良くない顧客」かもしれません。
しかし、それは葬儀社側の都合であってお客様にはお客様の事情があります。
どんなメニューであれ自社が掲げた業務であるならお客様にご満足いただくよう施行するのは当然ではないでしょうか?
葬儀社のそういう意識は必ずお客様に伝わります。大切な方をお送りするときに施行してくれる会社や担当者がそんな印象を与えてしまうとしたら、それはプロとしての仕事とは言えません。
葬儀の形式を問わず、お客様にご満足していただくためには、お話をよくお聞きし、こちらからもご提案して決めていく作業が必要になります。これはサービス業、小売業などすべての業種で当たり前のことです。
このビジネスとしての原理原則ともいえるお客様とのコミュニケーションをしっかり行いながら一人でも多くのお客様にご満足していただく葬儀を施行することを目指していきたいと思います。
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