今回は葬儀費用の相見積もりをしたときに、その見積の比較の仕方についてご説明をいたします。
事前準備として見積書を出してもらう場合は、実際に葬儀の日取りなどが決まらないと出せないものもありますので正確な金額が出ません。
この方法は御身内の方が亡くなられて急に葬儀社を決めなければならない時に非常に役立ちます。この段階では既に斎場の空き状況も分かり費用もほぼ確定しているのでお見積りが正確にできるのです。
ただその前に前提条件として、ご自身が葬儀をどのように行ないたいのかの方針をはっきりさせておく必要があります。
例えば、お亡くなりになった方の生前の意向が「葬儀は近親者のみで質素にして欲しい」というご要望がある場合は全国的に有名な大手の葬儀社から見積は取らない方がいいでしょう。普通に考えて質素で低価格にはならないからです。
端的に言えば、ある程度お金をかけてもいいのか、できるだけ費用は抑えたいのかによって相見積もりをとる葬儀社は変わってくるということです。ですから、ご自身の葬儀の方針に合った会社の中から3社ほど選んで見積を取り比較をしていただくことが重要です。
今日ご紹介するのは、以前このブログで、相見積もりをとったら「総額」で比較をしてください、ということを書きましたが、比較の仕方についての方法です。
比較する項目は大きく分けて次の3つです。
1.葬儀の基本的な費用
この費用は、棺や骨壺、遺影写真、仏具などとご遺体の搬送費用や安置費用、ドライアイスなど葬儀をするにあたって必ず必要になる費用です。
2.斎場使用料
これはお通夜や告別式を行う式場と火葬場の使用料金です。式場費用は公営の斎場を使う場合と
葬儀社の自社ホールでやる場合では金額がかなり違ってくると思います。
実際茨城県南エリアで価格を抑えて葬儀をされたい場合、ほとんどが公営斎場を利用することになりますのでこの費用はあまり変わらないかもしれません。
3.お坊さんに支払う費用
これは読経や戒名をつけていただく時のお布施です。
菩提寺がある場合はこの費用は比較対象からは外れます。
葬儀社がご紹介する場合に比較の対象となります。
以上の3つの金額を合計して比較をしていただくとわかりやすいと思います。
この3つに含まれない、お花、料理、返礼品は大体相場がほぼ決まっております。
お花いわゆる「供花」は税抜きで15000円から20000円前後、お料理も3000円位から頼めますし
返礼品も2000円~3000円で種類もたくさんあります。
以上見積の比較の仕方を書いてきましたが、茨城県南エリアで限定すると、主に上記1.の葬儀の基本的費用を比較すれば価格の違いは大体わかると思います
金額の比較をして、ご自分の予算に合った見積の葬儀社を決めていくのですが、どこもそれほど違わないこともあります。また金額だけで判断するのも少しリスクがあります。
その時は、お電話でお見積りの説明を受けていただく際に、
・説明の仕方がわかりやすいかどうか
・お客様のご質問に的確に丁寧に説明するかどうか
・話した時に感覚的に相性がいいと思うかどうか
この辺りを考えていただいてお決めになるといいでしょう。
私の個人的な経験ですが、お電話でお話しした時にしっかりご説明ができて、それをお客様がご理解をいただいたと実感するときはそのままご用命いただくことが多いです。
葬儀で実際に行う事は仏式であればほぼ変わりません。
それでも葬儀が終わった後のお客様の満足度に差が出てしまうのは、お相手する担当者の対応力の差だと考えられます。肝心なのは葬儀の儀式そのものではなく式を行うまでの対応なのです。
葬儀社を選ぶ際に価格はもちろん重要ですが、担当する「人」も同じくらい重要な要素であると言える
でしょう。
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