今回は葬儀の事前準備の重要性、必要性について考えてみたいと思います。
先日当社で施行させていただいたお客様で喪主をされた70代の女性から、
「事前にお話を聞いていて本当に良かった。もし何も準備をしていなかったら大変だった。」ということをお聞きしました。
もし事前相談等の準備をしていなかった場合のデメリットはたくさん考えられます。
・葬儀社を探す時間が全く足りない
・その葬儀社が自分たちの希望する葬儀をしてくれるかどうかわからない
・費用や葬儀の内容についての説明が疲れやストレスなどで頭に入らない 等々
実際に病院や施設で亡くなると、一定の時間以内にお迎えをするように催促されます。
もし事前に葬儀社を決めておかないと、わずか1~2時間で葬儀社を探さなくてはならないのです。
スマホでネット検索ができる時代ですがやはり圧倒的に時間が足りません。
何とか良さそうな葬儀社が決まり、ご遺体を安置するご自宅などに搬送してもらいます。
ここで葬儀の内容などについて打ち合わせをすることになります。
ほとんどの方が生まれて初め喪主となるわけですから、打ち合わせももちろん初めてです。
葬儀を行う事になりますと決めなければいけないことが非常にたくさんあるなかで、説明を受けても
今度は精神的なストレスや疲労感で中々しっかり理解ができません。
葬儀社の見積書の中には、専門用語が多くわかりにくいものもありますから更に混乱状態になってしまいます。
すると思考放棄となって、葬儀社に選択を任せてしまうということが起きるのです。
こうなってしまいますと思っていたのとはイメージも金額も全く違うお葬式となってしまう可能性が高くなります。
「皆様そうされていますよ。」何か聞いたことのあるセリフです。お客様が選択に迷った際に葬儀社側が
結果的に誘導する決め手となる言葉です。
このような流れでお葬式をしてもやはり心から満足できる葬儀をすることは難しいと考えられます。
従って事前にご相談をされて、
・葬儀についての予備知識をつけておく
・費用の総額を把握しておく
・どういう場所で施行するのかを確認しておく 等々
お客様が冷静な時に準備をされることをお勧めしております。
「終活」という言葉が一般化し、お元気なうちから人生の最期に向かう様々なことを準備することの必要性が
認識される時代になりました。
事前に葬儀について準備することは不謹慎なことではなくなったのです。
当社ではご希望の方にエンディングノートを進呈しております。私自身も終活アドバイザーという資格を取得して
終活についてのアドバイスも行っております。
当社で施行したお客様もほとんどが事前準備をしていらっしゃいませんでした。
私はお客様が本意でないかもしれないと感じた場合は、何度も意思確認をさせていただき、しっかりわかりやすく
ご説明ご対応をさせていただいたつもりです。
今後ももちろんこの姿勢は全く変わりません。
しかし、是非万一のことが起こってしまう前に事前の準備を始めていただくことを重ねてお勧めいたします。
悲しい事ですがいつか迎える大切な方をお送りするお葬式を、本当にこころからご満足していただくものにするためには
事前のご準備は非常に大切だと確信しているからです。
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