当社は葬儀の仕事を開始してまだ2年半余りです。
いろいろなご縁がありまして葬儀業界に参入したわけですが、当初は他の業界の常識、もっと言えば
一般の常識とかけ離れていることが多く正直唖然とすることが多々ありました。
最も驚いたのは、「当初の見積金額より実際の請求金額が〇〇十万も高かった。」ということを割と
頻繁に耳にしたことです。
私が昔いた建築や不動産の業界でこんなことがあったら大問題です。ありえない話です。
しかし、何故こんな非常識なことが起きて、ほとんどニュースにもならないのでしょうか?
葬儀というものは当事者として何度も経験するものではありません。
ですから葬儀の準備に際して不安になるものです。
ある民間会社のアンケート調査によりますと、(2020年鎌倉新書 第4回お葬式に関する全国調査)
葬儀の準備の際に不安だったことは?という質問に対して
1位:葬儀の価格 27.9%
2位:追加費用 8.6%
3位:葬儀の知識がない 8.2%
4位:お布施や心づけの金額 8.1%
という回答が出ています。価格に関する不安が上位に集中しています。
初めてでわからないことだらけ、特に肝心の葬儀費用はどのくらいかかるのか?
こういうお客様に対して、しっかり事前に打ち合わせをすることで正確なお見積りをご提示して
不安を取除いて差し上げる。これは当たり前のことです。
しかし残念なことにそれができていない葬儀社が多いということだと思います。
葬儀は、特別な慣習や作法によらない限りほぼ同じ内容で行われます。大手の葬儀社でも私どもの
ような小さな葬儀社でもやることはほぼ変わりません。
では何故葬儀費用が会社によって大きく違うのでしょうか?
高額の棺、骨壺、生花祭壇などお客様がご希望であればお金をかけられます。
しかし、同じ公営斎場で施行し、使用する仏具も変わらないのに金額が違うということもしばしばあるのです。これは何故なのか?
いくつかの要因が考えられますが、最も大きいのは一般の方に葬儀に関する情報、特に費用についての情報が圧倒的に不足していることが挙げられます。
通常の生活において「葬儀」というものはいつか必要になるが、今は全く関心のないことであるのです。
何かあって初めて調べる、でも時間がない、最終的には葬儀社任せになってしまい、気が付いたら費用は自分たちの想像していた金額よりはるかに高くついてしまった。
あるいは、自分の住んでいる地域では昔からみんなお願いしている葬儀屋さんがあるからそこにお願いした。費用もこんなものかと思い、言われるがままに支払ってしまった、などなど、これが実態ではないでしょうか?
しかし葬儀費用については、親しい間柄でも話題にしづらいですし、他の方との比較が難しいものです。
参考までに、前述したアンケート調査によりますと、(2020年鎌倉新書 第4回お葬式に関する全国調査)
葬儀費用(返礼品、料理、僧侶のお布施は除く)の全国平均は、
・火葬式(直葬 火葬のみ) 445,376円
・一日葬(告別式のみで通夜は行わない) 851,461円
・一般葬(通夜・告別式) 1,493,624円 という結果でした。
まだまだ全国的に葬儀費用は高いイメージです。
当社では、過去の平均でそれぞれ ※2021年9月末日現在
火葬式(直葬 火葬のみ) 234,162円
・一日葬(告別式のみで通夜は行わない) 562,026円
・一般葬(通夜・告別式) 786,300円 という結果でした。
全国の平均金額よりは大幅に低くなっておりますが、むしろ当社の平均金額の方が今現在の相場
に近いと考えられます。
ですから、多くの葬儀社もお客様に対する対応の仕方を大きく変える必要があると思われますが、
お客様も自己防衛の意味で具体的に葬儀の必要のない時期にあらかじめ事前見積を複数の葬儀社から取っておくことが望ましいと思います。
そこまで準備をしておけば、お見積金額より請求金額が非常に高いなどということにはならないと断言いたします。
当社ではいつ葬儀になるかわからないという方でも喜んで事前のお見積りをさせていただいております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
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